星々の船

星々の船

様々な世代の人たちの様々な時代における人生を描いた壮大な物語。

祖父、重之の戦争を「経験」したのではなく、戦争を「生きた」のだという言葉が印象的。

徴兵された彼の口から、若い人たち戦争の悲劇が語られるが、
その内容に衝撃を受けた。

また、普段は、無口で、きびしく頑固な人間と思われている重之であるが、
戦地で出会った韓国人の女性に対する優しさには感動した。