ミッキーマウスの憂鬱

TDLでのゲストからは決して目に触れることのないところで起こっている普通の会社と同じような世界

そこにあるのは規則とエゴにしばられている、中年エリート管理職と正しいことをやろうとする若者との
壮絶なバトルであった!

こういう管理職がそこらじゅうにいると思うと、いたたまれないです。
主人公の後藤君は最初はバカで頼りない人だと思っていたが、
物語が進むにつれ、不正を許さず正しいことをやろうという強い気持ちを押し出し、
最初は無頓着だった周りの人にも影響を与えて行く姿に感動し、読みながら応援していました。

わたしも偉い人の不条理な言動や意味のない規則などに嫌気が差すことが結構ありますが、
そんな私の気持ちを代言してくれる作品でした。